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フランス関連

  • 2025年1月29日

『邪悪なる大蛇』(フランス)

フランス発、もし、凄腕(すごうで)の女殺し屋が、認知症を患ったら…そんなテーマのサスペンス・ミステリーが出た。しかも、『その女アレックス』で世間の度肝を抜いた作家、ピエール・ルメートルの最後のミステリーだ…誰しもに来る「老い」が、凄腕の殺し屋に訪れ、それが老害となって、死体の山ができていく話だが、ここまで振り切ってしまえば爽快(そうかい)でしかない…

  • 2023年5月31日

『ヴァイオレットだけが知っている』(オーストラリア・イギリス・フランス)

多民族・多文化国家であるオーストラリア発サスペンス・ミステリー。オーストラリア児童図書賞ほか数々の受賞歴がある児童文学者メリーナ・マーケッタが、はじめて一般長篇ミステリーに挑んだ…物語の舞台は、ヨーロッパ随一の移民受け入れ国でありながら、人種差別意識が根強く残るイギリスとフランス。停職中のロンドンの警察官ビッシュは、娘ビーの乗ったバスが爆破されたと連絡を受けた…