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光の子どもの家

映画「隣る人」の舞台となった児童養護施設「光の子どもの家」に関する記事です。

  • 2023年11月2日

その人はその人であるということ(日本/埼玉/ベトナム/フィリピン)

…人は、心理的にも身体的にも距離が近くなると、自分の都合のいいように人を動かそうとする。その人はその人であっていいはずなのに、管理しようとする。「この人はこういう人」とレッテルを貼り、「これはどうしたって、こうでなければならない」と決めつける。それが、「差別」や「偏見」の顕(あらわ)れなのだと自覚するのは、思う以上に難しい…

  • 2022年11月12日

バカって言うひとがバカなんだよ(日本/埼玉)

「光の子どもの家」の職員さんたちの日頃の言動の中に、「本当にこれでよかったのか」といつも悩む言葉がある。距離が近ければ近いほど、「こうでしょ」「どうしてこうできないの」とエスカレートしていき、本人のためだという言い訳も頭をよぎる。怒りもする。時にはバトルも繰り広げる…それでも、だ。もしや自分は間違っていなかったか、といつも反省を忘れない。卒園生に対しても、「聴く姿勢」を忘れない。何があっても断罪しない…

  • 2022年11月12日

「だよね~」「どした~」と、そばにいること(日本/埼玉)

…今や緊急事態宣言と解除を何度も繰り返させられた人々の心には、未知なるものへの恐れと、先が見えない不安の影があるに違いない…不安と恐れが蔓延しているような世相に押しつぶされそうなとき、人々の知恵は、排除や攻撃、そして他者の支配ではなく、菅原哲男氏の言う伴走者、つまり「隣る人」の実践へと向かってほしい…

  • 2022年11月12日

誰もひとりでは生きられない。(日本/埼玉)

…「正解」という答えもなく、終わりなき子どもの育ちへの伴走。ひとり立って、自分の人生を歩んでいけるようにと「祈り」、それを「信じ」、いつ訪れるともわからない子どもの成長を、変化を「待ち」続けるしかない。悩み、考え続け、手探りに試行錯誤をやり続けるしかない…

  • 2022年11月12日

原点としての「隣る人」(日本/埼玉)

…埼玉の片隅で営まれている「光の子どもの家」での暮らしは、マニラの片隅の厳しい環境のなかで試行錯誤を繰り返しながら、なんとか今日を凌ぎ、子どもたちとの生活の基盤を築いていこうとする中村さんの日々の格闘にダイレクトにつながり、自分の原点を国境を越えて感じ取ってもらえたのだと思います…

  • 2022年11月12日

すこ~し離れて、心はもっと繋がって(日本/埼玉)

…『光の子どもの家』ではバザーも休み、理事会もオンライン、訪問者も制限せざるを得ない状況でした。自粛という手段により働き場を失った卒園生や奨学金とバイトで大学に通う卒園生たちへの支援も、光の子どもの家はできるだけのことをしています。卒園したからそれで終わりではないですよね…