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アメリカ関連

  • 2022年8月5日

『過ちの雨が止む』(アメリカ・ウクライナ)

アメリカ発、バリー賞など三冠に輝いたアレン・エスケンスのデビュー作『償いの雪が降る』の続編が出た。今でいえば「ヤングケアラー」の若者が主人公の、青春成長小説ミステリー…物語は、AP通信社で記者として働くジョーが、ある日、ミネソタ州の田舎町バックリーで起きたジョー・タルバートという男の不審死を知って始まる…

  • 2022年6月29日

『噤みの家』(アメリカ)

…472日間にわたる壮絶な監禁事件の生還者フローラは、D・Dの「秘密情報提供者」になっていた。彼女は、事件の報道にショックを受ける。6年前の監禁中、被害者の男に会っていたことを思いだしたのだ。フローラを監禁してレイプした事件の犯人ジェイコブは、FBIによるフローラ救出作戦で死んでいるが、夫コンラッドは、誘拐犯ジェイコブと知り合いだった? だとしたら彼の正体は?…本書の魅力は、まず女性たちの人物造形にある…本書は「シスターフッド」の物語でもある。捜査する側も被害者も、愛憎ないまぜになって共感して助け合う、女性たちのお伽(とぎ)噺(ばなし)だ…

  • 2022年4月11日

『アリスが語らないことは』(アメリカ)

2019年度「このミステリがすごい!」(宝島社)で2位となった『そしてミランダを殺す』の作者、ピーター・スワンソンの新作。何が真実で、誰が嘘つきか、緊迫感あふれる心理サスペンス・ミステリーの傑作…人は、見たくないものは「ない」ものとして生きることがある。時には自分に対しても嘘をつく。それも過酷な人生を生き延びるためのぎりぎりのサバイバル術…

  • 2022年3月23日

『完璧な家族』/ 小学館文庫・巻末解説より掲載(アメリカ)

事件は、完璧な秋の日にとつぜん起こる。ある幸せそうな一家が何者かに銃撃されたのだ。13歳の次女ローラと8歳の長男マニー、母親とその恋人は、一瞬にして命を奪われた…始まりはロクシーが11歳の時、妹のローラは8歳で、弟マニーは4歳。それぞれの父親は異なり、マニーの父ヘクターは母と大喧嘩(おおげんか)して出て行った。その後、母は泣くか酔っぱらうかで、まったく子どもたちの世話をしなくなった。ネグレクトで通報され、母から引き離され、姉妹は同じ里親マザー・デルの元に、弟は別の里親に預けられた…