- 2022年11月12日
うろうろする力 一緒に遊ぶ心(日本/埼玉)
…ただ居続けるだけでいい。ぐちゃぐちゃした暮らしを共にして、泣いて笑って怒って喜ぶ。その繰り返しこそが人を生かす。人を育む。それが『光の子どもの家』であることに変わりはないが、さらに開かれて、外からの風も吹き抜けるように感じる。うろうろすること、それ自体に力がある…
…ただ居続けるだけでいい。ぐちゃぐちゃした暮らしを共にして、泣いて笑って怒って喜ぶ。その繰り返しこそが人を生かす。人を育む。それが『光の子どもの家』であることに変わりはないが、さらに開かれて、外からの風も吹き抜けるように感じる。うろうろすること、それ自体に力がある…
…『光の子どもの家』の責任担当制とは、もっと柔らかい、柔軟なものであった。自分に手に負えそうもないことは早めに相談する。自分一人で抱え込まないで、表に出して共有して話し合うことがコインの裏表のようにあった。問題をつかんだら、どうするかねぇ、と言いながら話し合う〈ゆとり〉があった。そして、自分以外の多様な価値観をもつ者と議論し、助言を受け、閉塞しそうな自分の心に常に新しい風を吹かせることができたと思う…
2020年2月末、コロナウィルスの感染が拡大する中、NPO法人CPAO(しーぱお)は、それまでオープンしてきた子どもたちの「居場所」の活動を一旦休止し、手作りの「あったかい弁当」を直接家庭に届ける「ホットミール・プロジェクト」を始める…CPAO代表の徳丸ゆき子さん、事務局長の兼松徹さんにインタビュー。