- 2022年11月12日
「母の昭和史 父の沈黙」著:稲塚由美子(冊子版)ネットショップで販売開始
「母の昭和史 父の沈黙」・冊子版(著:稲塚由美子)の販売を始めました。以下の「隣る人」工房ネットショップよりお買い求めください…
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amazon Kindleにて、「隣る人」工房から初のデジタルブックの出版です。本作品は「隣る人」工房サイト上で無料購読読できますが、kindle用にデザインしたものもあわせて読んでいただけるとうれしく思います…
父はただ、「女に生まれればよかった」とだけ日記に書いた……「軍隊じゃ、そんな甘いことは言っていられないんだぞ。連帯責任で地べたに食い物をぶちまけられるんだ」…父はただ、自らの血脈に沁みこんだ「男たるもの」を生き続けた……稲塚由美子(「隣る人」工房)
母は言う。どうして何も気がつかずにいたんだろう。それが悔しい。だけどね……。母は、兄の戦死、嫁いびりや部落差別、障害者差別、女性差別、性暴力、老人の孤独を体験するたびに、人間の人間に対する不正、暴力的支配や抑圧に対する憤りというものを身体で感じていたのだと思う……稲塚由美子(「隣る人」工房)