言葉、音声、画像、動画等を駆使し、個人に光を当て、個を大切にした記録活動。表現行為を通して、時空をまたぎ、人とつながり、人と人とをつなげていくことを探求しています。

私の戦争の記憶:伊澤夙(はや)さん「生きるっていうのは、大変なことよね…」~二・二六事件・東京大空襲・戦後の困難   / ムービー(日本/東京)

伊澤夙(はや)さん:ご自宅にて

私の戦争の記憶:伊澤夙(はや)さん「生きるっていうのは、大変なことよね…」~二・二六事件・東京大空襲・戦後の困難   / ムービー

(有料・159分・Vimeoよりクレジットカード/PayPalで購入可)⇒Vimeo動画へ

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伊澤夙(はや)さん(1929年9月生まれ)の話には、常に「見送り」の風景がある。

娘さんが学校に行きたくても身体がいうことをきかなかった時、学校に向かう坂道の下で、祈るように、ただ見送ったという。そのただ心配する眼差しの源を辿る。

伊澤さんが生まれたのは、華族の家柄。父方には順天堂大学の創始者、母方には元総理大臣や旧日本軍の海軍大将をつとめた者もいる。

二・二六事件で暗殺された、当時の大蔵大臣、高橋是清邸の近所に住んでいたため、青年将校たちの軍靴が雪を踏みしめ迫ってくる足音を間近で聞いたという。

伊澤夙(はや)さん:親族とともに
伊澤夙(はや)さん:ご両親とともに

戦後、「華族制度」は廃止され、伊澤さんの生活は一変する。夫の借金の片に、住んでいた一軒家を追い出され、子どもたちの手を引いて呆然と歩き続けたこともあった…思いもよらない試練の中で、もがきながらも必死に生きてきた90年の人生を、伊澤さんは訥々と語る。

(2019年12月3日ご逝去)

撮影日:2016年6月2日・15日
聞き手:稲塚由美子 / 「隣る人」工房

制作:「隣る人」工房

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