- 2024年3月11日
「捕虜収容所・民間人抑留所事典—日本国内編―」を刊行
戦争の新事実 強制収容された人々の息遣いが聴こえる 戦後79年。自分たちの足元で起きた戦争犯罪を記録しておかなければ、無いものとして歴史から消えてしまう。太平洋戦争時の外国人捕虜の実態を調べている市民団体「POW(Prisoner of War=戦争捕虜)研究会」(会員数80名)が、20年以上にわた […]
戦争の新事実 強制収容された人々の息遣いが聴こえる 戦後79年。自分たちの足元で起きた戦争犯罪を記録しておかなければ、無いものとして歴史から消えてしまう。太平洋戦争時の外国人捕虜の実態を調べている市民団体「POW(Prisoner of War=戦争捕虜)研究会」(会員数80名)が、20年以上にわた […]
オーストラリア発、ジャーナリスト出身である作者のデビュー作で、英国推理作家協会賞最優秀新人賞を受賞したサスペンス・ミステリー…その土地の風土が人間の精神を規定するのだと、作者は、土地の描写と共に、そこで育(はぐく)れた住民感情や倫理観を土台に物語を紡ぐ…
初紹介の韓国発サスペンスミステリー…英国推理作家協会賞の最優秀翻訳小説(トランスレーション・ダガー)賞受賞作である。アジア圏のミステリー作家の受賞は、ユン・ゴウンが初めて…誰もが感動でき、誰もが悲しめる災害の傷痕、痕跡が見られるのが災害ツアーの売りだが、それは、時間が経てば新鮮味はなくなり、商品として成り立たなくなる。だから、人為的に災害を起こしてまで商売として成り立たせようという資本主義社会の欺瞞(ぎまん)も冷徹に描かれる…
アメリカの女性作家リサ・ガードナーが、誘拐・監禁・強姦事件を描いた衝撃のサスペンス・ミステリー『棺の女』(ふぇみん紙・2017年1月25日号)。その事件の被害者にして生還者が、本書の主人公フローラ・デインだ…シリーズ5作目の本書は、最新作にして完結編である…
…人は、心理的にも身体的にも距離が近くなると、自分の都合のいいように人を動かそうとする。その人はその人であっていいはずなのに、管理しようとする。「この人はこういう人」とレッテルを貼り、「これはどうしたって、こうでなければならない」と決めつける。それが、「差別」や「偏見」の顕(あらわ)れなのだと自覚するのは、思う以上に難しい…
『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ作、2020年、早川書房刊/We226号掲載)に続き、海と陸とを分かつ湿地に生きる女性を描いたサスペンス・ミステリーが翻訳された。本書は、大学で美術学修士号を取得したという作者のデビュー作…数々の危険を乗り越えて、父の死の真相を探り出す娘とその家族の再生を描いて秀逸だが、まず何より野生の鳥類や沼地の動植物についての詩的な描写がみずみずしく美しい…