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稲塚由美子

  • 2022年11月12日

「野村誠(アトリエ・ムジタンツ)さんとあだちちゃりネットの協働・『あだちちゃりネットソングつくっちゃうぞ~!』」/ ムービー(日本/東京)

…アトリエ・ムジタンツの野村誠さんが電子ピアノの前で音だしてると、あみちゃんが近づいてきて、思うままにしゃべったり歌ったりする。それを誠さんがピアノで音に変えてみる…あだち子ども支援ネットはまるで「長屋」のようなのだ。誰かがやろう!と言ったこととご飯を絡めてあっちこっちでみんながウロウロしている。時々子どもが大人にすっと近づいていく。居心地がいいんだなぁ…

  • 2022年11月12日

長屋みたいにワチャワチャ暮らす~大山光子さん(一般社団法人 あだち子ども支援ネット 代表理事)/ 語り / ムービー(日本/東京)

大山さんは、それ以前から任意団体「”がきんちょ”ファミリー」を主宰し、「こども”ど真ん中”プロジェクト」を続け、コロナ禍では、自転車で行ける距離でつながろうと「Adachiちゃりネット」(通称:あだちゃりネット)を立ち上げました…下町の浅草で靴職人の家に生まれ育ち、毎年、母親の故郷、福島県から「集団就職」で家の工場にやってくる若者たちに「育ててもらった」という大山さん。インタビューの中で、いまの「子ども支援」の活動の原点になっていると話しています…

  • 2022年11月12日

「負けてたまるか、とたくましく生きてきたよ」/ 福岡・戦時中・炭住での「貧乏暮らし」~小谷瑞枝さんの語り / ムービー(日本/福岡)

小谷瑞枝さんは、刀川和也(「隣る人」工房)の母方の伯母です…福岡の炭鉱住宅で育った伯母。「貧乏暮らし」の記憶を歯に衣着せぬ物言いで語る伯母の姿が、20代に読んだ「青春の門・筑豊編」(著:五木寛之)に描かれていた登場人物たちの姿と重なり、炭鉱の世界が目の前に鮮明に広がっていきました…

  • 2022年11月12日

父の沈黙~「女に生まれればよかった」とだけ日記に書いた…(日本/栃木)

父はただ、「女に生まれればよかった」とだけ日記に書いた……「軍隊じゃ、そんな甘いことは言っていられないんだぞ。連帯責任で地べたに食い物をぶちまけられるんだ」…父はただ、自らの血脈に沁みこんだ「男たるもの」を生き続けた……稲塚由美子(「隣る人」工房)

  • 2022年11月12日

母の昭和史~「どうして何も気がつかずにいたんだろう。 それが悔しい。だけどね…」(日本/栃木)

母は言う。どうして何も気がつかずにいたんだろう。それが悔しい。だけどね……。母は、兄の戦死、嫁いびりや部落差別、障害者差別、女性差別、性暴力、老人の孤独を体験するたびに、人間の人間に対する不正、暴力的支配や抑圧に対する憤りというものを身体で感じていたのだと思う……稲塚由美子(「隣る人」工房)

  • 2022年4月11日

『血の葬送曲』(ロシア)

密告と粛清が横行し、誰も信じられないスターリン独裁期のソ連を舞台にした警察小説歴史ミステリー。人肉食まであったという悲惨なレニングラード包囲戦(現在のサンクトペテルブルク1941年9月~1944年1月/872日間)を背景に起こる8年後の事件が発端の、心震える物語…作中、通奏低音として常に音楽がある。包囲戦の中でショスタコーヴィチが「レニングラード交響曲第7番」を作曲し、それが社会的背景でも事件そのものでも大きな意味をもつことになる…