- 2022年8月5日
『壁の向こうへ続く道』(アメリカ・ベトナム)
…作者シャーリイ・ジャクスンは、「日常にひそむ狂気」がテーマのサスペンスミステリーを書き続け、40代で早世した。この作品は70数年前のデビュー作だが、初邦訳されたことになるが、悪意を静かにはらむ物語は決して古びていない…
…作者シャーリイ・ジャクスンは、「日常にひそむ狂気」がテーマのサスペンスミステリーを書き続け、40代で早世した。この作品は70数年前のデビュー作だが、初邦訳されたことになるが、悪意を静かにはらむ物語は決して古びていない…
アメリカ発、女性作家ケイトリン・マレンのデビュー作にして、2021年エドガー賞最優秀新人賞受賞作…本書は、2006年に実際にあった事件―アトランティックシティのモーテル裏で女性四人の遺体が発見された事件を下敷きにしているという…
…472日間にわたる壮絶な監禁事件の生還者フローラは、D・Dの「秘密情報提供者」になっていた。彼女は、事件の報道にショックを受ける。6年前の監禁中、被害者の男に会っていたことを思いだしたのだ。フローラを監禁してレイプした事件の犯人ジェイコブは、FBIによるフローラ救出作戦で死んでいるが、夫コンラッドは、誘拐犯ジェイコブと知り合いだった? だとしたら彼の正体は?…本書の魅力は、まず女性たちの人物造形にある…本書は「シスターフッド」の物語でもある。捜査する側も被害者も、愛憎ないまぜになって共感して助け合う、女性たちのお伽(とぎ)噺(ばなし)だ…
「母の昭和史 父の沈黙」・冊子版(著:稲塚由美子)の販売を始めました。以下の「隣る人」工房ネットショップよりお買い求めください…
amazon Kindleにて、「隣る人」工房から初のデジタルブックの出版です。本作品は「隣る人」工房サイト上で無料購読読できますが、kindle用にデザインしたものもあわせて読んでいただけるとうれしく思います…
映画「隣る人」は2011年、企画として稲塚由美子、監督として刀川和也が製作したドキュメンタリー映画です。児童養護施設を舞台としたドキュメンタリーで、2012年より全国の映画館で上映。これまでに、およそ500か所での自主上映が開催されてきています…