- 2023年12月2日
『狙撃手ミラの告白』(旧ソ連/ドイツ/アメリカ・ウクライナ)
ケイト・クインの”近代史もの”第四弾は、前三作『戦場のアリス』『亡国のハントレス』『ローズ・コード』と同様、第二次世界大戦時の史実が忠実に織りこまれた、壮大な歴史サスペンス・ミステリーである…今回も女性蔑視に抗い、自分の人生を生きようともがく女性が主人公だ…
ケイト・クインの”近代史もの”第四弾は、前三作『戦場のアリス』『亡国のハントレス』『ローズ・コード』と同様、第二次世界大戦時の史実が忠実に織りこまれた、壮大な歴史サスペンス・ミステリーである…今回も女性蔑視に抗い、自分の人生を生きようともがく女性が主人公だ…
アメリカの女性作家リサ・ガードナーが、誘拐・監禁・強姦事件を描いた衝撃のサスペンス・ミステリー『棺の女』(ふぇみん紙・2017年1月25日号)。その事件の被害者にして生還者が、本書の主人公フローラ・デインだ…シリーズ5作目の本書は、最新作にして完結編である…
『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ作、2020年、早川書房刊/We226号掲載)に続き、海と陸とを分かつ湿地に生きる女性を描いたサスペンス・ミステリーが翻訳された。本書は、大学で美術学修士号を取得したという作者のデビュー作…数々の危険を乗り越えて、父の死の真相を探り出す娘とその家族の再生を描いて秀逸だが、まず何より野生の鳥類や沼地の動植物についての詩的な描写がみずみずしく美しい…
ガーナ発、現実にも多発するインターネット詐欺を追う新米女性探偵の活躍を描く冒険ミステリー。2021年アメリカ私立探偵作家クラブ賞新人賞受賞作…ガーナがアフリカにおけるインターネット中心地だと聞いてもピンとこない人は多いと思う。しかし同地は、メールやショッピングサイト経由でのオンライン詐欺多発地である…
1988年生まれの女性作家エヴァ・ビョルク・アイイスドッティルのデビュー作にして、英語版『The Creak on the Stairs』は2021年度CWA(英国推理作家協会)新人賞を受賞…彼女は子どもの頃にアークラネスに住み、酒浸りのシングルマザーに育てられ、この町を憎んでいたという。何が彼女をアークラネスに舞い戻らせたのか? なぜ殺されなければならなかったのか…
ノルウェー発、作者が実際に現役警官だった時代の未解決事件(コールドケース)が下敷きの警察小説ミステリー…過去の事件が冤罪かどうか二転三転する展開と、現在の事件の捜査が並走していく。確固たる証拠とは何か。先入観に囚われていないか…