- 2022年11月12日
「戦中、私は『軍国少年』でした。戦後は、朝鮮半島との和解を求めて…」~牧師・関田寛雄さんの語り / ムービー(日本 / 朝鮮半島)
関田寛雄さんはいま、日本基督教団の牧師ですが、戦中は牧師の父親のもとに生まれたため、まわりに差別され、悲しい思いをし、その境遇を恨めしく思っていた、といいます。そうであったからこそ、関田さんは、「より日本人」になろう、と思ったそうです。誰もよりも率先して「軍国少年」になりきろうとした…
関田寛雄さんはいま、日本基督教団の牧師ですが、戦中は牧師の父親のもとに生まれたため、まわりに差別され、悲しい思いをし、その境遇を恨めしく思っていた、といいます。そうであったからこそ、関田さんは、「より日本人」になろう、と思ったそうです。誰もよりも率先して「軍国少年」になりきろうとした…
アメリカ発、バリー賞など三冠に輝いたアレン・エスケンスのデビュー作『償いの雪が降る』の続編が出た。今でいえば「ヤングケアラー」の若者が主人公の、青春成長小説ミステリー…物語は、AP通信社で記者として働くジョーが、ある日、ミネソタ州の田舎町バックリーで起きたジョー・タルバートという男の不審死を知って始まる…
…作者シャーリイ・ジャクスンは、「日常にひそむ狂気」がテーマのサスペンスミステリーを書き続け、40代で早世した。この作品は70数年前のデビュー作だが、初邦訳されたことになるが、悪意を静かにはらむ物語は決して古びていない…
アメリカ発、女性作家ケイトリン・マレンのデビュー作にして、2021年エドガー賞最優秀新人賞受賞作…本書は、2006年に実際にあった事件―アトランティックシティのモーテル裏で女性四人の遺体が発見された事件を下敷きにしているという…
…472日間にわたる壮絶な監禁事件の生還者フローラは、D・Dの「秘密情報提供者」になっていた。彼女は、事件の報道にショックを受ける。6年前の監禁中、被害者の男に会っていたことを思いだしたのだ。フローラを監禁してレイプした事件の犯人ジェイコブは、FBIによるフローラ救出作戦で死んでいるが、夫コンラッドは、誘拐犯ジェイコブと知り合いだった? だとしたら彼の正体は?…本書の魅力は、まず女性たちの人物造形にある…本書は「シスターフッド」の物語でもある。捜査する側も被害者も、愛憎ないまぜになって共感して助け合う、女性たちのお伽(とぎ)噺(ばなし)だ…
2020年は戦後75周年ということで節目の年でもあり、セレモニーを執り行うフィリピン国軍の軍人の数も多く、通常よりも規模は大きく盛大な式典でした…011年より公式に慰霊祭に招待されているBFPからは代表の神直子さんがスピーチを行いました。学生時代にスタディーツアーで訪れたフィリピンで、ある女性から強い憎しみと怒りをもって「日本人とは会いたくなかった。なぜ、あなたはフィリピンに来たのか」と問い詰められたのがBFPの活動の原点だと、神さんは言います。その女性は戦時中、フィリピンを占領していた日本兵によって夫が連行され、その後、二度と戻ってくることはなかったというのです…