「隣る人」工房

記録する・つながる・創る

「隣る」人たちの肖像

人と寄り添い、寄り合い、ほどよい距離感で新たな関係を模索し紡いでいこうとする人たちの記録。

「私」「戦争」~記憶

個人の経験に根ざした、いまへと繋がる消えない、癒えない記憶を手触り感のあるものとして記録。

そっと…そこに、いる。そして…

誰もひとりでは生きられない。分断ではなく、境界を越えて「隣る人」でありたい。

創る

いまを掴む言葉を求め、さまざまな手段で表現する方法を探求する。

  • 2022年12月5日

『窓辺の愛書家』(イギリス)

本書は、2020年MWA賞最優秀長編賞を受賞した『見知らぬ人』の続編で、素人探偵3人の捜査行に、海辺の街やスコットランドのブックフェアの様子が実に生き生きと織りこまれていて楽しい…現代イギリスの多様性社会を反映したような登場人物が、生き生きと謎解きに関わって活躍する本格謎解きミステリーである…

  • 2022年11月9日

『ボンベイのシャーロック』(インド・ウクライナ)

傷を負った主人公の眼を借りて、植民地時代のインドを活写する歴史小説としての読み応え十分な歴史冒険ミステリー。パールシー(ゾロアスター教徒)だという女性作家のデビュー作で、2021年エドガー賞最優秀新人賞候補作となった…人々の分断を深めたセポイの反乱、地方民族(藩王国)と英国の統治者の間で敵対させられるインド人の姿、パールシー、イスラムなど混在する宗教的背景、カースト、奴隷貿易などが丁寧にこの「冒険行」に織り込まれている…

  • 2022年11月12日

バカって言うひとがバカなんだよ(日本/埼玉)

「光の子どもの家」の職員さんたちの日頃の言動の中に、「本当にこれでよかったのか」といつも悩む言葉がある。距離が近ければ近いほど、「こうでしょ」「どうしてこうできないの」とエスカレートしていき、本人のためだという言い訳も頭をよぎる。怒りもする。時にはバトルも繰り広げる…それでも、だ。もしや自分は間違っていなかったか、といつも反省を忘れない。卒園生に対しても、「聴く姿勢」を忘れない。何があっても断罪しない…

  • 2022年11月12日

第26回英連邦戦没捕虜追悼礼拝開催:祈りは続く(日本・英連邦)

2020年8月1日(土)、第26回目の「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」が、保土ヶ谷区の英連邦戦死者墓地で行われました。長梅雨がやっと明け、夏の日差しが戻った当日でした。毎年8月の第一土曜日という暑い盛りに開催されるのも、炎暑の中、過酷な強制重労働、栄養失調などで、生命を奪われた多くの捕虜の一人ひとりの声を聞くためという創設当初の志を継承しています…発起人のお一人雨宮剛先生(85歳)が、今年はお元気で出席され、亡くなられた発起人のお二人斎藤和明先生、永瀬隆さんを偲び、原点を今一度思い起こすよすがとして、永瀬隆さんの「泰緬鉄道の悲劇と真実」という岡山の高校生たちへの講演記録を配布…