「隣る人」工房

遺(のこ)す・隣(とな)る・創(つく)る

「隣る」人たちの肖像

人と寄り添い、寄り合い、ほどよい距離感で新たな関係を模索し紡いでいこうとする人たち。

「私」「戦争」

個人の経験に根ざした「私」の「戦争」の記憶…その語り。

そっと…そこに、いる。そして…

誰もひとりでは生きられない。分断ではなく、境界を越えて「隣る人」でありたい。

創る

いまを掴む言葉を求め、さまざまな手段で表現する方法を探求する。

  • 2024年10月2日

『偽りの告白』(オーストラリア・ベトナム)

オーストラリア発、ベトナム移民に向けられる白人からの差別の根深さゆえに、「差別がないふり」をして生きるしかないベトナム移民社会の人々を活写するミステリー…作者はベトナム移民2世の女性作家で、「1990年代のオーストラリアでアジア人として育つのはどういう感じがするか」をテーマに物語を紡ぐ…

  • 2024年9月25日

ハンセン病差別と琉球弧の軍事化拡大を映すDVD発売

奄美大島生まれ、沖縄在住の奥間政則さん(58歳)。両親は元ハンセン病患者だが、世間のハンセン病への差別・偏見の根深さ故に、子どもたちにハンセン病のことは一切語らなかった。知らぬまま奥間さんはずっと父を恨(うら)み、「なんであんな男と結婚したのか」と母を責めた…

  • 2024年8月31日

新作DVD完成『二つの国策差別に翻弄された父母への想い 奥間政則 ~ハンセン病差別・琉球弧の軍事化拡大~』(日本 / 沖縄)

新作DVD完成『二つの国策差別に翻弄された父母への想い 奥間政則 ~ハンセン病差別・琉球弧の軍事化拡大~』 2024年9月 (106分) ★上映権・資料付 25,000円(税込) ★個人視聴用(資料付) 3,000円(税込) 詳細は、ここをクリック

  • 2024年8月15日

『検察官の遺言』(中国)

数学者の厳(イエン)良(リアン)を探偵役とする〈推理之王〉シリーズ三部作最終話である。作者・紫(ズー)金(ジン)陳(ジェン)は、中国の東野圭吾と呼ばれているという…今の中国、しかも現政治体制の暗部に踏み込む生々しい社会派サスペンスミステリー…